PART−1
当店近くの名所・迷所をご紹介致します。
◆北野天満宮(きたのてんまんぐう) | |
学問の神様、菅原道真公で有名な天神さんは見事な梅林公園がお奨め スポットです。梅花祭(毎年2月初旬頃〜)に一般公開されます。 北野の森の梅の香りが西陣を包み込んでいてくれるようです。 豊臣秀吉の大茶会や献茶祭と「お茶」にも大変縁が深いところです。 毎月25日には境内一円、にぎやかに縁日が開かれ露店での骨董品が 目を引きます。 |
三光門 | 本 殿 |
楼 門 | 献茶祭の様子 |
献茶祭の様子 | 献茶祭の様子 |
◆ 上 善 寺(じょうぜんじ) | |
NHKの大河ドラマ「元禄繚乱」でも紹介されましたが、この寺の境内 に「おかる」の墓があります。おかるという名前、本当は「おかじ」 と言われていたそうです。大石内蔵助が山科より西陣へ移り住まわせ、 没後、この寺に墓が作られたようです。 ちなみに「上善水如(じょうぜんみずのごとし)」という美味しいお酒が ありますが、関係はないようです。 |
◆浄土院 湯たく山 茶くれん寺(ゆたくさん ちゃくれんんじ) | |
天正十五年(1587年)十月一日、秀吉公が北野天満宮境内にて 「北野大茶湯」を催されました。その折、秀吉公が北野に向かわ れる途中、当院に立ち寄られ、お茶を所望されました。 住職は一杯目のお茶をお出しした後、秀吉公が二杯目を所望 された為、世に知られた茶人でもあるお方に自分の未熟なお茶 をお出し続けるのは失礼でもあり、恥ずかしいことであると考え それならば、お寺に湧き出る香しい銀水をそのまま味わって頂 こうとの想いより、沸かしただけの白湯を出し続けたといいます。 一方、秀吉公はお茶のおかわりを頼んでいるのに出てくるのは 白湯ばかりと、始めのうちは驚かれましたが、そのうちに住職の 想いを悟られお笑いになりながら「この寺では、お茶を頼んでいる のに白湯ばかり出して、お茶をくれん。湯たくさん茶くれん。」と 言われました。 このエピソード以来、「湯たく山茶くれん寺」と 呼ばれるようになったと伝えられています。 下の写真、本堂の屋根には陶製の寒山、拾得像の焼き物が乗 せられています。向って右側が寒山像で巻物を携えています。 左側にはほうきに乗った拾得像があります。 いずれも安土桃山時代の陶工で楽家(千家十職の一)初代・ 長次郎の作と伝えられています。(色彩もきれいです。) |
「名所・迷所」は今後不定期ですが増やして行きます。
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