PART−1

当店近くの名所・迷所をご紹介致します。


北野天満宮(きたのてんまんぐう)
学問の神様、菅原道真公で有名な天神さんは見事な梅林公園がお奨め 
スポットです。梅花祭(毎年2月初旬頃〜)に一般公開されます。 
北野の森の梅の香りが西陣を包み込んでいてくれるようです。 
豊臣秀吉の大茶会や献茶祭と「お茶」にも大変縁が深いところです。 
毎月25日には境内一円、にぎやかに縁日が開かれ露店での骨董品が 
目を引きます。 
北野天満宮1 北野天満宮(仮本殿)2
三光門 本 殿
北野天満宮3 献茶祭(お茶壺道中)1
楼 門 献茶祭の様子
献茶祭(奉納)2 献茶祭(奉納)3
献茶祭の様子 献茶祭の様子



    上 善 寺(じょうぜんじ)
NHKの大河ドラマ「元禄繚乱」でも紹介されましたが、この寺の境内 
に「おかる」の墓があります。おかるという名前、本当は「おかじ」 
と言われていたそうです。大石内蔵助が山科より西陣へ移り住まわせ、 
没後、この寺に墓が作られたようです。 
ちなみに「上善水如(じょうぜんみずのごとし)」という美味しいお酒が 
ありますが、関係はないようです。 

上善寺の門  


浄土院 湯たく山 茶くれん寺(ゆたくさん ちゃくれんんじ)
天正十五年(1587年)十月一日、秀吉公が北野天満宮境内にて 
「北野大茶湯」を催されました。その折、秀吉公が北野に向かわ 
れる途中、当院に立ち寄られ、お茶を所望されました。 
住職は一杯目のお茶をお出しした後、秀吉公が二杯目を所望 
された為、世に知られた茶人でもあるお方に自分の未熟なお茶 
をお出し続けるのは失礼でもあり、恥ずかしいことであると考え 
それならば、お寺に湧き出る香しい銀水をそのまま味わって頂 
こうとの想いより、沸かしただけの白湯を出し続けたといいます。 
一方、秀吉公はお茶のおかわりを頼んでいるのに出てくるのは 
白湯ばかりと、始めのうちは驚かれましたが、そのうちに住職の 
想いを悟られお笑いになりながら「この寺では、お茶を頼んでいる 
のに白湯ばかり出して、お茶をくれん。湯たくさん茶くれん。」と 
言われました。 このエピソード以来、「湯たく山茶くれん寺」と 
呼ばれるようになったと伝えられています。 
 
下の写真、本堂の屋根には陶製の寒山、拾得像の焼き物が乗 
せられています。向って右側が寒山像で巻物を携えています。 
左側にはほうきに乗った拾得像があります。 
いずれも安土桃山時代の陶工で楽家(千家十職の一)初代・ 
長次郎の作と伝えられています。(色彩もきれいです。) 

茶くれん寺の屋根の置物  右側の置物




 「名所・迷所」は今後不定期ですが増やして行きます


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